イーサリアム(ETH)は暗号資産(仮想通貨)の時価総額ランキングで2位となっており、耳にしたことはあるかもしれません。
大型アップグレードのThe Mergeは日本時間9月15日に完了してニュースにもなりました。
イーサリアムとは
イーサリアムはヴィタリック・ブテリン氏によって考案され、2015年にローンチしたプラットフォームの名称です。
このプラットフォーム内で使用される仮想通貨をイーサ(ETH)と呼びます。
どちらもイーサリアムと呼ぶことが多くなっているようです。
イーサリウムはスマートコントラクトという、ブロックチェーン上であらかじめ決められた契約を自動的に実行する仕組みを生み出しました。仮想通貨の送金、商品の売買、不動産取引などに応用が期待されています。
NFT(Non-Fungible Token, ノンファンジブルトークン)、DeFi(分散型金融)はスマートコントラクトが前提となっており、その基盤としてイーサリアムは大きなシェアを獲得しています。
また、ステーキングによって報酬を得ることができることも注目されています。
イーサリアムの過去の出来事
The DAO事件
2016年6月に、イーサリアムがハッカーによって盗まれるThe DAO事件が起こりました。
自立分散型組織(decentralized autonomous organization, DAO)についてイーサリアム上でプロジェクトが進んでいました。
イーサリアムは不正に流出してしまいましたが、ブロックチェーンから記録を盗まれる前の状態に戻すハードフォークを行いました。
仮想通貨ではハードフォークがおこると、従来のものと互換性がなくなるため、新しい暗号資産が生まれます(分岐する)。
The DAO事件後誕生した仮想通貨がイーサリアムと呼ばれています。分岐前の通過はイーサリアムクラシックと呼ばれ、現在も取引されています。
イーサリアムは現在もアップデートが続いている
イーサリアムは現在もアップデートが続いています。最近はマージが完了し、ニュースにもなりました。
マージとはイーサリアムにおけるコンセンサスアルゴリズムをPoW(Proof of Work)からPoS(Proof of Stake)に移行する計画。
ネットワークはエネルギー使用量と二酸化炭素排出量をそれぞれ約99.99%削減すると推計されています。
ETHチャート
仮想通貨全般の下げはETHも同様です。マージによる供給が止まってくるということは、長期でみると、ETHの需要が増えてくれば価格が回復してくることを示唆します。アメリカの金利が落ち着くまでは慎重に判断したいところですね。
仮想通貨の口座開設キャンペーンはおトク
イーサリアムの取引を行うには口座開設を行う必要があります。
仮想通貨は値動きが激しいですが、口座開設キャンペーンは高額報酬が多いです。