仮想通貨市場において、ビットコインの価格変動は注目されています。自身でビットコインの価格チャートを作成する方法を調査しました。
Yahoo Finance APIを利用することで、個人利用においては無料で取得が可能であり、アカウント登録も不要です。
Pythonで動作するため、Google Colaboratoryを使うことで誰でも手軽に実行できます。また、ビットコイン以外の仮想通貨も取得可能であるため、幅広い仮想通貨の価格変動を把握することができます。
Webスクレイピングではないので、安心して使用できるのが強みです。
Yahoo Financea APIを利用してビットコイン価格を取得
ビットコイン価格チャートの作成方法は以下の通りです(コピペOK)
Google Colaboratoryの環境を導入する
Google Colaboratoryは、Googleアカウントを持っている方であれば、誰でも利用できます。手順については、こちらの記事「Google Colaboratoryでプログラミング学習環境を作る」をご覧ください。

Yahoo Financeから価格データを取得する
Yahoo FinanceからBTCの価格を取得してみます。Pythonライブラリのyfinanceを用いて、BTC-JPYの価格データを取得します。
取得期間は、2018年1月1日から現在までとします。
ビットコインチャートを作成する
matplotlibライブラリを用いて、価格データをグラフ化します。チャートの横軸には日付、縦軸には価格を設定し、チャートタイトル、軸ラベルも設定します。また、y軸の数字にはカンマ区切りの3桁ごとの区切りを設定します。最後に、チャートを画像ファイルとして出力します。
コードを示します。
import yfinance as yf
import matplotlib.pyplot as plt
from matplotlib import rcParams
# Set global font size
rcParams['font.size'] = 14
# Download BTC-JPY data from Yahoo Finance
btc = yf.download('BTC-JPY', start='2018-01-01', end='2022-03-27')
# Create figure and axis objects
fig, ax = plt.subplots(figsize=(12, 8))
# Plot BTC-JPY closing prices
ax.plot(btc.index, btc['Close'], color='blue')
# Set axis labels and title
ax.set_xlabel('Date')
ax.set_ylabel('Price (JPY)')
ax.set_title('BTC-JPY')
# Set y-axis ticks to have comma separators and no decimal places
ax.yaxis.set_major_formatter('{x:,.0f}')
# Export figure as PNG image
fig.savefig('btc_jpy_chart.png', dpi=300, bbox_inches='tight', pad_inches=0.2)
ビットコインチャートを作成することができました。ビットコイン以外の仮想通貨や、株価、為替レートなども取得できます。より多角的な分析も可能になりますね。

まとめ
以上が、ビットコイン価格チャートの作成方法です。
今後も、ビットコイン市場の動向や仮想通貨の分析に興味を持つ方は多いと思います。そのためにも、PythonやAPIの基礎知識を身につけることは、有益になる可能性が高いです。是非、今回紹介した方法を参考にして、自身で価格チャートを作成してみてください。以下は参考書籍です。
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